◯実質のあるもの。
◆植物の果実。
※「み(身)」と同源との説もある。
▼果実。穀物の穂。 ◇『万葉集』三三六四東歌「足柄の箱根の山に粟蒔きて実とはなれるを(成就したのに)逢わなくもあやし」
▼歌論、芸論で「花」と対比して用いられる。 ◇『役者論語』「所作事(舞踊)は狂言(歌舞伎)の花なり。地(セリフ劇)は狂言の実なり」
▼汁のなかに入れるもの。 ◇「汁の実」