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問題

2.24       [02北大]     考え方2.24     解答2.24

(1)
1000から9999までの4桁の自然数のうち,1000や1212のようにちょうど 2種類の数字から成り立っているものの個数を求めよ.
(2)
$n$桁の自然数のうち,ちょうど2種類の数字から成り立っているものの個数を求めよ.

2.25       [00名古屋市大]     考え方2.25     解答2.25

$n$ 本のロープがあり,二つに折りにしてロープの端をそろえてある. ロープの端をでたらめに二つずつ選んで結んでいき,1度結んだ端を2度選ばずに, $n$ 個の結び目を作る. $n$ 本のロープがすべてつながって一つの輪ができる確率を $P(n)$ とする.

(1)
$P(3)$ を求めよ.
(2)
$P(4)$ を求めよ.
(3)
$\dfrac{P(n+1)}{P(n)}$ を求めよ.

2.26       [07名古屋市大]     考え方2.26     解答2.26

1から$n$までの番号が1つずつ書かれた$n$枚のカードがある.次の条件を満たすように左から右に$n$枚を並べる場合の数を$C(n)$とする.

条件:
1から$n$までのすべての自然数$k$について,左から$k$番目に番号$k$のカードがこない.
次の問に答えよ.
  1. $C(4)$を求めよ.
  2. $C(6)$を求めよ.
  3. $n\ge 3$について,$C(n+2)$$n$$C(n)$$C(n+1)$で表せ.

2.27       [01九大]     考え方2.27     解答2.27

以下の設問に答えよ.

(1)
正の実数 $a, b, c$ に対して次の不等式が成り立つことを証明せよ.

\begin{displaymath}
\dfrac{1}{a}+\dfrac{1}{b}+\dfrac{1}{c}\ge \dfrac{9}{a+b+c}
\end{displaymath}

(2)
正の実数 $x_i\ (i=1,\ 2,\ \cdots,\ n)$ に対して次の不等式が成り立つことを証明せよ.

\begin{displaymath}
\sum_{i=1}^n\dfrac{1}{x_i}\ge \dfrac{n^2}{\displaystyle \sum_{i=1}^nx_i}
\end{displaymath}

2.28       [01東工大]     考え方2.28     解答2.28

箱の中に1から $N$ までの番号が一つずつ書かれた $N$ 枚のカードが入ってい る.この箱から無作為にカードを 1 枚取り出して戻すという試行を $k$ 回行う. このとき,はじめから $j$ 回目 $(j=1,\ \cdots ,\ k)$までに取り出したカードの番 号の和を $X_j$ とし, $X_1,\ \cdots,\ X_k$のうちのどれかが $k$ となる確率を $P_N(k)$ と する.

(1)
$N\ge 3$のとき $P_N(1),\ P_N(2),\ P_N(3)$$N$ で表せ.
(2)
$P_3(4),\ P_3(5)$ を求めよ.
(3)
$k \le N$のとき,$P_N(k)$$N$$k$ で表せ.

2.29       [04一橋後期]     考え方2.29     解答2.29

$n$は3以上の整数とする.数直線上で,座標が0の点を$\mathrm{O}$とし, 座標が$n$の点を$\mathrm{C}$とする.$0<a<b<n$をみたす整数$a,\ b$を無作為に選び, 座標が$a$の点を$\mathrm{A}$,座標が$b$の点を$\mathrm{B}$とする. 線分 $\mathrm{OA},\ \mathrm{AB},\ \mathrm{BC}$のうちの最小値を$X$とする.

  1. $X=2$である確率を$n$で表せ.
  2. さらに,$n$は3の倍数とする.$X$の期待値を$n$で表せ.

2.30       [大阪市大]     考え方2.30     解答2.30

数列$\{a_n\}$は条件 $\left\{
\begin{array}{l}
a_1=1,\\
a_n+(2n+1)(2n+2)a_{n+1}=\dfrac{2(-1)^n}{(2n)!}\\
\end{array}\right.$ をみたすとする.

(1)
$a_2,a_3,a_4$ をそれぞれ求めよ.
(2)
一般項$a_n$を求めよ.

2.31       [01お茶の水女子大]     考え方2.31     解答2.31

$m,\ n$は自然数として,

\begin{displaymath}
S(m,\ n)=\{\ p \ \vert\ p は素数,p は 1+n+n^2+\cdots+n^m の約数\ \}
\end{displaymath}

とおく.以下で$\emptyset$は空集合を表す.
(1)
$S(2,\ 2)$の要素をすべて書け.
(2)
$S(5,\ 2)$の要素をすべて書け.
(3)
$S(3,\ 2)$の要素をすべて書け.
(4)
$S(2,\ n)\subseteq S(5,\ n)$がすべての自然数$n$について 成り立つか否か理由をつけて答えよ.
(5)
$S(2,\ n)\cap S(3,\ n)=\emptyset$がすべての自然数$n$について 成り立つか否か理由をつけて答えよ.
(6)
「どんな$m,\ n$に対しても $S(2,\ n)\subseteq S(m,\ n)$または $S(2,\ n)\cap S(m,\ n)=\emptyset$が成り立つ」という命題は,正しいか否か 理由をつけて答えよ.


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