更新履歴にあるが2002年からこの『高校数学の方法』を作りはじめた.それは中学3年のときの自分がやり残したことを仕上げてゆくことでもあったのだ.最近これを再発見したので,自分自身の記録として書き置いておく.問題を解くとき次のことに注意せよ.―小さなまちがいは大きな失敗を招く
(1) 計算問題
a むやみに暗算は使わない.必ず筆算せよ.
b 移項するときは符号が逆になる.
c ( )をはずすときは符号に注意せよ.
d 筆算のとき符号を付け忘れるな.計算は大きめの字ではっきりと位をそろえてせよ.
e 方程式では特に1つ1つの計算を念入りにやれ.1つ狂うとあとまでまちがう.
f 連立方程式では両方(二つ以上)の式に根を代入して合ったときはじめて出来たと思え.一方だけではその根を出すのに使った場合,まちがいに気がつかない.
g 計算問題では「カン」を働かすことは禁物.正確性がない.「カン」を働かすのは応用問題か証明問題だけ.キッカケをつかむのにはよい.計算に直感力は不要.
h 1度間違った問題はなかなかまちがいを発見出来にくい.だから1回の計算に全力をかける.
i 分母をはらったとき,定数項にもかけることを忘れるな.
j 方程式をといて複雑な数になってきたら一度それまでを見なおしてみよ.そして,合っていれば複雑でも次へ進め.最終的に答えがでてもどうしても合わないとき,まちがいの見つからないときは別の白いところに最初からやりなおしてみよ.
2019年8月23日