京都府医大3番 問題 解答 2001年入試に戻る
この問題の f(n,k) はじつはカタラン数
で紹介した[96九州大学]の N(i,j) と同一である.
なぜこれが同一なのかは,次の図を見れば分かる.
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(0,0)から(6,4)への最短経路に対してつぎのように枠の上段下段に数字を入れる.
左の経路では
x軸方向2,y軸方向1,x軸方向1,y軸方向1,x軸方向2,y軸方向2,x軸方向1
なので
上段1,2,下段3,上段4,下段5,上段6,7,下段8,9,上段10
これが題意を満たしているのは,この経路が対角線とその下のみを進んでいるから,つねに上段の方に多くの数字が入るからである.
これが右のように対角線を横切って越えると,そこで下段の方が数字が大きくなる.
したがって題意を満たす数字の入れ方と,対角線とその下のみを進む経路とが1:1に対応する.