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京大後期文系3番理系1番
解説 整式では、整数と同じく因数分解ができ,かつ因数分解の(定数倍を除く)一意性が成り立つ.解2はこれを根拠とした解法である.はるかに簡明である.ただし,なぜ整式でも因数分解の一意性がなり立つのか,それは整式でも除法の原理が成り立つからであり,結局は整数の場合と同じく,除法の原理が成立することが根拠なのである.整式の数論については『数論初歩』の中の,「多項式環」,『整数の基礎』の中の「整式の整数論」を参照のこと.
本年京大は前期でも同様の問題が出題された.これも2通りの解法がある.
解1 (整式の除法を用いる方法) 解2 (整式の整数論を用いる方法)