条件甲:A,B,C, が同一円周上にある.
条件乙:Pが の内心と一致する.
(1)甲ならば乙を示す.
である.
ここで 角の二等分より . 円周角の相等によって . これから が結論される.
この結果 となり,内心はを中心とし を通る円周上にある.点も同じ円周上にある. についても同様に成り立つ.
三点 を中心とする三円上にとの両点がある. これら三円の中心が一直線上に来ることはない. よって三円が共有する点は一点しかない. つまり である.
(2)乙ならば甲を示す.
の二等分線と
の外接円の交点を
とする.
点は内心なので,(1)と同様にして,
である.
つまりは三点
から等距離にある.点も等距離にある.
同一直線上にない三点から等距離にある点は一つなので
である.つまり
は
の外接円上にある.
他も同様である.