証明 次の恒等式
なら で成立する.
とする. が の平方剰余なら
つまり が の平方非剰余なら は の平方剰余 から始まって非剰余 に終わる系列なので,そのなかには は平方剰余で あるが, は非剰余であるような が必ずある.ところがこのとき
従って一般に素数 に対して
ここで なら を適当な にとりかえて で
式 (3.4) における を で割って絶対値最小の剰余を とする.つまり