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はたけ

はたけ(畑,畠)[fatake]

◯[fata]は[fat]-[a]で「生まれる」「生じる」の意味か。青森県などでは「はだ(はた)」で母親のことをいう。[ke]は食物のこと。食物が生じる場。

□タミル語<patukar>に由来。穀物が生じる場。

◆穀物の生じる場。本来「た(田)」[ta]←[tambo]が泥田を意味するのに対して、「はた」はより一般的に穀物の生じる場所をいった。その後,「た(田)」が「はたけ」をふくめて耕す場を意味し,「はたけ」が水田ではない乾いた農耕地を意味するようになった。

※焼き畑を「畑」,乾いた耕地を「畠」と書くようになる。これらはいずれも日本で造られた字である。

▼野菜、また穀類をつくる耕地。水田に対して、水を引き入れない耕地をいう。 ◇『万葉集』四一二二「雨降らず日の重なれば 植ゑし田も蒔きし畑(波多氣)も朝ごとに凋み枯れ行く」

▼ある特定の分野や領域。 ◇『夜明け前』島崎藤村「景蔵はもともと関学の畠の人であるが」 ◇「彼は法律畑出身の人だ」