京大理系前期3 問題 解説 2001年入試に戻る

|an+k|=|an|=1 だから an+k=anとなるのは ,整数 m があって

となることと同値である.

\begin{displaymath}\arg a_n=\dfrac{\pi}{2}\cdot\dfrac{n(n-1)}{2},\ \arg a_{n+k}
=\dfrac{\pi}{2}\cdot\dfrac{(n+k)(n+k-1)}{2}
\end{displaymath}

である.ゆえに

となる.これから

8m=k(2n+k-1)

となるので,すべての整数 n に対して整数 m が存在するための必要十分条件はkが8の倍数 となることである.

\begin{displaymath}∴ \quad k=8j\ (j\ は任意の整数)
\end{displaymath}

別解