東大理系後期3 問題 解答 2001年入試に戻る


  この問題は難しかっただろう.じっくり考えればわかってくる.本質的なところがわかることが大切だ.解答の技術は問題でない.たとえば,図からの論証で示したいちばん肝心な不等式も,平均値の定理で示す方がいいのだが,それは技術的なことに過ぎない.平均値の定理を使う書き方はぜひ自分でやってみたおいてほしい.

 この問題で2次関数は本質的ではない.

とすると,やはり

となるので,k → ∞ のときの極限値は 1 だ.

 それに対して

 

はなくてはならない.これが問題が解ける根拠だ。

 では「整数係数」という条件は要るのだろうか,要らないのだろうか.考えてみよう.

 一部の参考書ではこの問題を「難しすぎて悪問だ」と言っている.しかし軟弱な問題ばかりが目立つ最近の風潮に対して「本来こういう問題に挑戦するのが高校生だ」と,水準の高い問題を提起することは悪いことではない.