次 上 前 次: 5. 上: 2. 解答 前: 3.

4.

(1) 最初は任意で,以後直前に出た目と異なる目が出続ける事象である.

\begin{displaymath}∴ \quad p_2=1\cdot \left(\dfrac{5}{6} \right)^{n-1}
=\left(\dfrac{5}{6} \right)^{n-1}
\end{displaymath}

(2) さいころの目は6までなので $k\ge 7$ のときpk=0 $2\le k \le 6$ のとき.(1)と同様に考え,手前直近のk-1個の範囲内にある目とは 異なる目が出続ける事象である.手前直近のk-1個の範囲内にある目の個数 は1回目から k 回目の試行では $0,\ 1,\ \cdots,\ k-1$個で, その後はつねに k-1個である.それら以外の目が出ればよい.

\begin{displaymath}∴\quad p_k
=\dfrac{6}{6}\cdots\cdot\dfrac{6-k+1}{6}
\cdo...
...frac{6-k+2}{6}
\cdot\left(\dfrac{6-k+1}{6} \right)^{n-k+1}
\end{displaymath}

まとめて

\begin{displaymath}p_k=\left\{
\begin{array}{ll}
0&(k\ge 7)\\
\dfrac{6}{6...
...{6} \right)^{n-k+1}
&(2\le k\le 6)
\end{array}
\right.
\end{displaymath}

(3)
n 回の試行において,同じ目が続くことはなく,しかも同じ目が出る試行 の組でちょうど2だけ離れたものが少なくとも1組存在する」という事象は,いいかえれば 「 n 回の試行のうち,同じ目が出るどの2つの試行も 2 以上離れている」事象のうちで 「 n 回の試行のうち,同じ目が出るどの2つの試行も 3 以上離れている」ことがない 事象である. ゆえにその確率は

\begin{displaymath}p_2-p_3=\left(\dfrac{5}{6} \right)^{n-1}-\dfrac{5}{6}\left(\dfrac{4}{6} \right)^{n-2}
\end{displaymath}


AozoraGakuen
2002-03-01