2020年入試問題研究に戻る横国大3番
中身の見えない2つの箱A,Bがある.箱Aには白玉と赤玉がそれぞれ2個ずつ入っており, 箱Bには白玉1個だけが入っている.このとき, $ n $ を正の整数として,次の操作 $ (*) $ を考える.
操作 $ (*) $ を一度行なったとき,箱Bから取り出した玉が, $ n $ 回ともすべて白玉である確率を $ p_n $ とし, 箱Bから取り出した玉が, $ n $ 回ともすべて白玉であるという条件のもとで, はじめに箱Aから取り出した玉が2個とも白玉である条件付き確率を $ q_n $ とする.$ (*) $ はじめに,箱Aの中身をよくかきまぜて,箱Aから玉を2個取り出し,色を確認しないで, 箱Bに2個とも入れる.次に,「箱Bの中身をよくかきまぜて, 箱Bら玉を1個取り出し,色を確認した後,箱Bに戻す」という作業を $ n $ 回繰り返す.
次の問いに答えよ.
(1) $ p_2 $ , $ q_2 $ を求めよ.
(2) $ p_n $ , $ q_n $ をを求めよ.
(3) $ q_n>\dfrac{1}{2} $ をみたす最小の $ n $ の値を求めよ.