2021年入試問題研究に戻る

奈良医大(後)2番

正の実数 $ a,\ b,\ c,\ d $ は以下の条件をみたすとする.

$ ● ad-bc\ne 0 $

 このとき,2次方程式 $ cx^2+(d-a)x-b=0 $ は相異なる2個の実数解 $ \alpha, \beta $ $ (ただし\alpha>\beta) $ を持つ.また,任意の正の実数 $ u>0 $ に対して,数列 $ \{x_n\}_{n=1,\ 2,\ \cdots} $ を以下の漸化式で定める. \[ x_1=u,\ \quad x_{n+1}=\dfrac{ax_n+b}{cx_n+d}\quad (n=1,\ 2,\ \cdots) \]

(1) $ a-c\beta\ne 0 $ を証明せよ.
(2) 任意の正整数 $ n $ について, $ x_n\ne \beta $ であり,かつ,任意の正整数 $ n $ に対して, \[ y_n=\dfrac{x_n-\alpha}{x_n-\beta} \] とおくと,数列 $ \{y_n\}_{n=1,\ 2,\ \cdots} $ は等比数列になることを証明せよ.
(3) 任意の正の実数 $ u $ に対して,数列 $ \{x_n\}_{n=1,\ 2,\ \cdots} $ は $ n\to \infty $ のとき収束することを示し,その極限値を求めよ.

解答