1., の最高次数の係数をととする.
とする.
このときは次以下の整式である.したがって
となる.
これから関数は区間でつねに0である. ところがは整式なので,すべてので. つまり と表された.
2.次のように順次部分積分を行う.は次式なのでである.
3.
とおく.
のに対して
4.
5.をと書く.
,
.(4)の漸化式から
6.
次に
の項は , の項は .
の項は,を因数にもつ.
7.数学的帰納法で示す.
のとき. の根は, の根は より成立.
のとき成立してるとする.
つまり,
より
.
漸化式から
なので
一方,
と
は異符号なので,
より
あわせて個の根が の間にある.
次に
で
.またと
は同符号.漸化式から
.
これでの個の根がすべて尽くされた.
つまりでも成立した.
したがって, の根はすべて実数で,との間にあり,重解ではなく, の根で分離されることが示された.
8.最高次数の係数が と一致する任意の 次多項式 に対して
は次以下の整式になる.これをとおく.つまり
この値を計算する.
まず が次以下となるを求める.のの係数は であり, のの係数は である.
したがって
一方
したがって
9.(この部分だけ次線形代数を使う.高校範囲を超える.)
とおく.
一方
これが任意の
について成立するために
となるように を決めればよい.
ヴァンデルモンドの行列式より
なのでこれは可能である.
10. をで割り,商を,余りをとおく.