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場を作る

  一九八七年三月に教員をやめ党派専従となって全力をつくした。が、最後にその活動はすべて破産した。一九九三年秋だった。そして再び高校生に教える仕事に戻った。

  その一年半後に阪神淡路大震災が起きた。これは、否応なく人生の再起動を促した。こうして、前半生に出会った課題に取り組む場としての青空学園を作り、思索と制作をはじめた。そしてようやくに、このようなことをする人としての自分に落ちつき、世に出てゆけるようになった。



Aozora Gakuen