次: 楕円軌道
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これからは,太陽を原点とするある平面で考えればよいことになった.
ここでベクトル
を
と極座標で表そう.ここで
としている.
も角も時の関数であるとして,
速度ベクトルと加速度ベクトルを求めなければならない.
この結果は
と書ける.
ここで
である.だからまとめると,
ニュートンの法則は惑星運動では
となる.
を左からかけると,
これから
|
(13) |
を得る.
等式13から
が得られる.
極方程式で表された運動の,面積速度の式を求めよう.
に対し時間の変化量をとし.
とおこう.また,動径の通過面積をとする.
時間からまでの間の動径の最大値と最小値をととすれば
である. したがって
のとき
なので
となる.
かくしてケプラーの第二法則:面積速度一定が示された.
2014-05-23