京大前期理系2番
解説 2006年の京大数学は,難易はさておき,高校生へのメッセージ性の強いものであった.入試問題をとおして大学側が高校生にメッセージを送ることはいいことなので,それを受けとめて勉強したい.
前期理系2番,文系2番はともに,空間における平面の取り扱いに関するものであった.空間ベクトルだけでもできるし,平面の方程式や平面の法線ベクトルを用いてもできる.ここではそれぞれ2通りの方法を紹介するが,他にもいろいろな方法があるのでさらに別解を試みてほしい.メッセージの内容は,空間図形を,ベクトルの方法と座標の方法を統一的に用いて考えられるようにしたい,ということである.
勉強は,『数学対話』-「線型幾何入門」を参照してほしい.
解1
解2