いま,題意の余りは明らかに四次以下の整式であるから,
これを
とおくと,
, , , , は明らかに有理数で,
また とおく. 個の複素数 はすべて異なり, を満たす.よってこれらがの解の全体である. したがって次の因数分解が成り立つ.
一方6に を代入することにより
そして, 上の不等式の等号は和の各項がすべて0以上かすべて0以下のときに
成立するが, 最高次の係数が1なので, すべて0以上のときのみ考えればよい.
実際, 最大偏位が
でかつ の係数が 1 となるものは
のとき. とおく.
が整数で,階差がすべて整数なので,任意の整数 に対して は整数値を取る.
よって任意の次数 に関して『 』が示された.
以下のとき成立しているとする.
の の係数を とする. とおく.このとき
よって任意の に対して題意が成立した.
十分条件を示す.
なら
のとき とすれば上と同じ式が成り立つので は整数値を取る.
のとき とすると
注意1 (2)は
注意2
(2)の証明をよく見れば,
(1)の条件: 連続整数で が整数値を取ること
(2)の条件:
がすべて整数であること
の同値性を直接示すこともできる.
のとき.
関連問題