すると次の関係が成りたつはずです.
円の方程式は です.
ですから角に対応する弧長がになるので
方向に積分するのも同じなので
南海 その通りである.
積分変数をにそろえ,とおくと, と逆関数で表される.も同様である. つまり
これは積分による三角関数の逆関数の定義である. 弧長による三角関数の定義という考え方は,現代数学に通じる新しい数学が18世紀から19世紀にはじまる一つの入り口だった.
美樹 三角関数の定義は一つではないのですね.
そうか. 『数学対話』『関数の展開とオイラーの公式』に 三角関数を級数で定義することが書かれていました.
南海 そこでは三角関数を