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南海
そういうことだ.
まず,の任意の要素は,3つの型の行列
の積に分解することが出来る.
耕介
やってみます.
をとります.
のときはなので
です.のときは
です.
南海
そこで,の部分集合を次のように定める.
これらはいずれも積で閉じている.単位行列,逆行列も同じ形をしている.
つまりの部分群である.
そして,はこれら3つの部分群で生成される.
つまり,これらの3つの部分群の要素をさまざまにかけあわせれば,
の要素がすべて得られる.
耕介
すると,2次方程式の不変式を考える場合,
これら3つの型の行列について不変であればいいのですね.
この方に対応する3次行列(6)
を書いてみます.
これらに対応する変換(6)
で不変なものを確定すればよいということになります.
Aozora Gakuen