南海 これは先にとが点で交わる場合を考えよう.
直線 と直線 , 直線 と直線 が いずれも平行ならそれほど難しくはない.
これらのなかに平行でないものがあるとして, 直線 と直線 , が平行でないとする.
直線 と直線 の交点を, と の交点を, と の交点をとする.
とその辺の延長と交わる直線について メネラウスの定理を用いる.
直線
に
関してメネラウスの定理を用いる.次の関係式を得る.
また
直線
に
関してメネラウスの定理を用いる.次の関係式を得る.
伍郎 わかりました.
の3式をすべてかけあわせ,を代入することにより
南海 ということだ.
伍郎 が平行なとき,図を書いてみます.
同じようにやると,点の名前も同様につけられます. とその辺の延長と交わる直線について メネラウスの定理を用いると, とが交わる場合の証明がすべてそのまま使えます..
南海 そうなのだ.とが交わる場合の証明で 「 に関してメネラウスの定理を用いる」 というところを, 「とに関してメネラウスの定理を用いる」とかえれば, その他は同じなのだ.
とが交わることは何も使っていない.