平面上の円を
点から円に直線を引き, その交点をとおり直線と直交する直線を とする. が円上を動くとき,直線 の通過する領域を求めてみよう.
耕一 点を とします.
角がすべての値をとるとき, 点が直線 の通過する領域に存在することと, 方程式(6)をみたすが存在することが同値です.
方程式(6)をで整理すると
これをみたすが存在する必要十分条件は
つまり点が円の内部にあれば
つまり点が円の外部にあれば
より双曲線の原点のある側です.その境界を図示します.
南海 この通過領域の境界がいわゆる直線 の包絡線だ.
包絡線は,方程式(6)をで微分した式と式(6)を連立させて求めることもできる. それは演習問題としよう.