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はかる

【はかる(計・量・測,図・諮・議・謀)】[hakaru]←[fak-aru]

□タミル語<vakai>に起源。

▼相談する。協議する。自分の意見を人にただす。

◇会議にはかる。 ◇『日本霊異記』上・三五(興福寺本訓釈)「時に市人評(ハカリ)て曰はく」

▼単位量に分け確認する.秤、枡(ます)、ものさし、時計などの計器で測定する。

◇『東大寺諷誦文平安初期点』「丈尺を以て計(ハカリ)しかども」 ◇『正法眼蔵』「菩提薩タ(土ヘン+垂)四摂法」「心の大小ははかるべからず、物の大小もはかるべからざれども」

▼考える

▽思いめぐらす。考慮する。分別する。

◇『西大寺本金光明最勝王経平安初期点』九「自ら忖(ハカル)に、衆の病を救療するに堪能しぬべしと」 ◇『枕草子』一六一「あにはかりきや、太政官の地の今やかうの庭とならむことを」

▽おしはかる。推察する。予想する。想像する。

◇相手の心中をはかる。 ◇『土左日記』「日もえはからぬかたゐなりけり」

▽うかがいみる。見はからう。配慮する。

◇『打聞集』竜樹菩薩隠形事「其後に人まをはかりて」 ◇『徒然草』一五五「病をうけ、子をうみ、死ぬることのみ、機嫌をはからず」

▼考えて実行する。

▽物事の情況を考えて処置する。画策する。企てる。

◇自殺をはかる。 ◇便宜を計る。 ◇『平家物語』二「内々はかりし事のもれにけるよ」

▽欺く。だます。たばかる。

◇まんまと計られた。 ◇『源氏物語』夕顔「げにいづれか狐なるらんな、ただはかられ給へかし」 ◇『源氏物語』螢「すずろごとに心を移し、はかられ給ひて」



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