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問題

2.11       [作成問題]    考え方2.11    解答2.11

以下の方程式,不等式を,同値変形を繰り返して解け.

  1. $x^2+2x+\sqrt{x^2+2x-4}=10$
  2. $\sqrt{x+1}+\sqrt{2x+3}=5$
  3. $\displaystyle\frac{1}{x-5}+\frac{1}{x+4}=\frac{1}{x-4}+\frac{1}{x+3}$
  4. $\displaystyle\frac{x-1}{x+1}+\frac{x+5}{x+7}=\frac{x+1}{x+3}+\frac{x+3}{x+5}$
  5. $\sqrt{5-x}+x\le3$
  6. $\sqrt{x-1}>x-3$

2.12       [作成問題]    考え方2.12    解答2.12

四面体 $\mathrm{ABCD}$ がある.直線 $\mathrm{AB}$ 上の点 $\mathrm{P}$ と 直線 $\mathrm{CD}$ 上の点 $\mathrm{Q}$ で,直線 $\mathrm{PQ}$ が,直線 $\mathrm{AB}$ および 直線 $\mathrm{CD}$ と直交するものがただ一つ存在することを示せ.

2.13       [02京大理系前期]考え方2.13    解答2.13

半径1の円周上に相異なる3点A, B, C がある.

(1)
$\mathrm{AB}^2+\mathrm{BC}^2+\mathrm{CA}^2>8$ ならば $\bigtriangleup {\rm ABC}$ は鋭角三角形であることを示せ.
(2)
$\mathrm{AB}^2+\mathrm{BC}^2+\mathrm{CA}^2\le 9$が成立することを 示せ.また,この場合等号が成立するのはどのような場合か.

2.14       [06京大理系後期]考え方2.14    解答2.14

平面上の点Oを中心とし半径1の円周上に相異なる3点A,B,Cがある. $\bigtriangleup \mathrm{ABC}$の内接円の半径$r$$\dfrac{1}{2}$以下であることを示せ.

2.15       [04岐阜大]考え方2.15    解答2.15

$a$$b$を実数の定数とする.$x,\ y,\ z$を未知数とする連立1次方程式 $\left\{
\begin{array}{r}
x+2y+5z=3\\
ay+2z=2\\
8y+bz=5
\end{array}\right.$を考える.以下の問いに答えよ.

  1. この連立1次方程式がただ一組の解を持つために$a$$b$が満たすべき必要十分条件を与え, その条件の下での解を求めよ.
  2. この連立1次方程式が無数に多くの解を持つために$a$$b$が満たすべき必要十分条件を与え, その条件の下での解をもれなく求めよ.

2.16       [04愛媛大]考え方2.16    解答2.16
  1. $a, b, c$を整数とし, $f(x)=x^3-x+3(ax^2+bx+c)$とおく. すべての整数$n$に対して,$f(n)$は3の倍数であることを示せ.
  2. すべての係数が整数である3次の整式$g(x)$が次の二つの条件
    (A)
    $x^3$の係数は1である.
    (B)
    すべての整数$n$に対して,$g(n)$は3の倍数である.
    を満たすならば,$g(x)$はある整数$a, b, c$を用いて,

    \begin{displaymath}
g(x)=x^3-x+3(ax^2+bx+c)
\end{displaymath}

    と表されることを示せ.

2.17       [96甲南大]考え方2.17    解答2.17

$a,\ b,\ c,\ k$ を実数とする.

(1)
$ax^2+2bxy+cy^2=k(x^2+y^2)$ をみたす実数 $x,\ y$ $(x,\ y)=(0,\ 0)$ 以外に存在するためには, が成り立つことが,必要十分であることを証明せよ.
(2)
さらに $p,\ q$ を実数とする.任意の実数 $x,\ y$ に対して

\begin{displaymath}
p(x^2+y^2)\le ax^2+2bxy+cy^2\le q(x^2+y^2)
\end{displaymath}

が成り立つための $p$ の最大値と $q$ の最小値を, $a, b, c$ を 用いて表せ.

2.18       [07東北後期文系]考え方2.18    解答2.18

$xy$平面の3点 $(0,\ 0),\ (1,\ 0),\ (0,\ 1)$ を頂点とする三角形を$A$とし, 3点 $(0,\ 0),\ (b,\ 0),\ (0,\ 1)$を頂点とする三角形を$B$とする. 点$(a_1,\ a_2)$$A$内を動き, 点$(b_1,\ b_2)$$B$内を動くとき, $(a_1+b_1,\ a_2+b_2)$で表される点の全体を$A+B$とかく.

  1. $b=2$のとき$A+B$の面積を求めよ.
  2. すべての$b>0$に対して, $\sqrt{\left\vert A+B \right\vert}\ge \sqrt{\left\vert A\right\vert}+\sqrt{\left\vert B\right\vert}$を示せ. ただし $\left\vert A+B \right\vert$ $\left\vert A\right\vert$ $\left\vert B \right\vert$は,それぞれ$A+B$$A$$B$の面積とする.

2.19       [08早稲田理工]考え方2.19    解答2.19

自然数$m,\ n$に対して$f(m,\ n)$

\begin{displaymath}
f(m,\ n)=\dfrac{1}{2}\{(m+n-1)^2+(m-n+1)\}
\end{displaymath}

で定める.以下の問に答えよ.
  1. $f(m,\ n)=100$をみたす$m,\ n$を1組求めよ.
  2. $a,\ b,\ c,\ d$は整数で, 等式$a^2+b=c^2+d$をみたすとする. 不等式$-a<b\le a$$-c<d\le c$が成り立つならば, $a=c$$b=d$となることを示せ.
  3. 任意の自然数$k$に対し,$f(m,\ n)=k$をみたす$m,\ n$ がただ1組だけ存在することを示せ.


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