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考え方

1.26       [99阪大改題]     問題1.26     解答1.26

$\sqrt{3}$を用いることがヒントになっている. するとこれは面積か傾きで矛盾を作るのではないかと考えられる. これらを2通りの方法で表してみよう.

1.27       [04一橋前期]     問題1.27     解答1.27

前問別解と同様に$\tan$の加法定理が使える. (2)は必要条件から絞って調べよう.

1.28       [00千葉]     問題1.28     解答1.28

これは$\sqrt{2}$は無理数であることと同様の方法で示せる. ただ,有理数の場合既約分数にとれることは証明なしに使ったが, この場合はそれに対応する準備が必要だ.3数の最大公約数が1であるようにとれるかを考えよう.

1.29       [00九州大改題]     問題1.29     解答1.29

(2)と(3)が背理法である. (2):整数係数で最高次数の係数が1の方程式が有理数解をもてばその解は整数である, まずこれを示して背理法の論証を進める. (3):$\alpha$が3次方程式,かつ2次方程式の解であるとすると, 3次式を2次式で割った余りの1次式でできる方程式の解になる! ここに気づいたら,ていねいに論証を進めよう.

1.30       [98一橋]     問題1.30     解答1.30

(1),(3)が背理法である.(2)の「限る」とは必要条件であることを示せということである. 数学特有の言い方にも慣れていこう.

1.31       [06京大後期文系5番理系6番]     問題1.31     解答1.31

$\tan 1^{\circ}$が有理数なら$\tan2^{\circ}$も有理数? 順にいけば $\tan30^{\circ}$も有理数となる. 背理法と帰納法を結合させればよいと見通せる.

1.32       [02名大前期理系]     問題1.32     解答1.32

存在しないということは? すべての$m$に対し $a_m \ge \dfrac{1}{2002}$ということだ. 一方(1)をうまく用いて, $\displaystyle \lim_{m \to \infty}=0$を示せば矛盾である.

1.33       [05東大理科改題]     問題1.33     解答1.33

条件自体を対偶でいいかえてみよう.$z^2-2z-w=0$の解がすべて $\left\vert z \right\vert\le\dfrac{5}{4}$ にあるということだ. これがわかれば$T$を具体的に求めなくても本問は解ける.



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