2011年入試問題研究に戻る
解答
見かけに惑わされず要するに何かと考えるとユークリッドの互除法である.
1次不定方程式の解の2次行列による構成は『数論初歩』の一次不定方程式の一般解と解の構成 参照.
また1次不定方程式と連分数も見よ.
本問はこのような背景をもつが,本問にかぎれば(2)のa,bの構成以外に2次行列はまったく不要である.