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定理 14
を正整数,
を
と互いに素な整数とする.
このとき次式が成り立つ.
証明
を
と互いに素で,相互にを法として合同でない整数とする.
がと互いに素なので,
がに関して合同になるのは
が合同なときにかぎる.よって
は
と互いに素でかつ互いに合同でない整数である.
と互いに素でかつ互いに合同でない整数の個数がなので,
のそれぞれは
のそれぞれ1つずつと
を法として合同である.よってその積はを法として互いに合同である.
はと互いに素なので,
である.
(証明終わり)
が素数のときは
.したがって
と互いに素なに対して
である.これをフェルマの小定理という.
これをそのまま入試問題としたものもある.
また,がと互いに素であるという条件をとり,任意の整数とすると,
が成り立つ.
Aozora
2015-03-02