南海 それでは次に円と楕円の場合に進もう. 東大の過去問もあるのでの場合だけではなくの場合も考えたい.
の場合は基本的には円と円の場合と同様だ.
平面の円と楕円 がある.
定数は条件 を満たしているとする.
上の一点 から にひとつの接線をひき, その延長が再び と交わる点を とする. から に とは異なる接線をひき, その延長が再び と交わる点を とする. から に とは異なる接線をひき, その延長が再び と交わる点を とする.
また, , Q とするとき,直線 が と接するためのとに関する条件を求めよ.
拓生
これもできそうです.
解答
(1)
楕円 上の点の座標は
と表されるので, これを で表すと,
これが円 と接するための必要十分条件は, 原点とこの直線との距離が1になる
ことであるから,求める必要十分条件は
(2)
ある実数 に対して, この方程式を についての方程式とみたときの 解 が, から円 に引いた接線が と交わった ときの 上の点 を与える.
ここで(2)の条件式をで割る.
したがって はの二次方程式で,
がその2解となるので, 解と係数の関係より,
が満たすべき条件は円と円の場合と同様に
ところで,
(3)
のとき,をの二次式と見たときの軸は
ところが少なくとも一つとなる点が存在した.
ゆえに(2)の条件式は恒等的に0でなければならず,