に関する2つの二次式
証明
より,
南海 さて,のときは,とを考える. これからを消去する. するとから2回目の操作で定まる点の座標を与える2次方程式が得られるはずだ.
この2次方程式が重解をもてば,つまり図でとなれば,確かに4回で閉じる. それがを頂点とし,に外接し,に内接する四角形が存在するための に関する必要十分条件になるはずだ.
拓生 やってみます.
から を消去し, の条件の下で の関係式を求める.
さて, を一つの頂点とし, に外接しかつ に内接する四辺形がつくられるための 条件は, 今求めた等式をに関する二次方程式と見たとき, がただ一つだけ存在することである. そこで, この等式を について整理する.
拓生 がが満たすべき条件式です.
そこで,
ここで の二次式
なので,ならである.
のとき,をの二次式と見たときの軸は
よってもしとなるが1点でも存在すれば, が恒等的に0とならねばならない.
このとき任意のに対してを頂点とする四辺形が存在する. よって, 求める条件は,
南海 ここで得られた条件は,東大の問題の結果と同じだ.