別解1
のときは上と同様.
のとき,
. つまり, でなければならない.一方 より, なので成立.
で成立するとする.
より,
.よって
別解2
なので行列 の多項式の積は文字の場合の展開と同様にできる.
よって,恒等式 に対して が成り立つ.
したがって,
より
については 数列 の条件から成立する.
で成立したとする.
ゆえにどのように を選んでも 数列 を 題意のように表すことはできない
のとき.
のとき とする.(1)と同様にでもある.
別解
※上の計算では単に計算するだけなので,もう少しなぜこのようになるのかわかるように証明しておく. 冒頭の部分は同じ.
ゆえに本解と同様にである.
ここで
(1)
最小多項式は
(2)
最小多項式は.
(1)
特性方程式は
のとき,
(2) 特性方程式を Asir で因数分解すると
[0] B-tE=newmat(3,3,[[-4-t,9,-4],[-9,18-t,-8],[-15,29,-13-t]]); [ -t-4 9 -4 ][ -9 -t+18 -8 ][ -15 29 -t-13 ] [1] fctr(det(B)); [[-1,1],[t-1,2],[t+1,]]特性方程式は
のとき.
である.
対応する固有ベクトルを次のもにとる.
のとき.
で,また Asir で計算すると,
である.これから