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神道新論

〜日本の言葉から明治維新百五十年を考える〜


2018年3月20日
作品社

本書の目次  

序 章 課題とその方法 
 第一章 『夜明け前』を読む
第二章 日本近代の再考 
第三章 神を再定義する 
第四章 よみがえる神道 


根のある変革思想への試論
〜資本主義がおしつける偽りの普遍性に抗う〜

 資本主義が終焉期に入り、世界の各地で資本のあがきが続いている。
 人は資源ではない。あることそれ自体にかぎりない意味がある。人どうし、互いを敬い尊敬しあえる世を生みだせ。
 経済が第一の今の世を、人が第一の世に転換しよう。立ちあがり、思いを語り、行動しよう。
 その闘いは世界につながり、それぞれの固有性に立脚し、それらが共存する新しい普遍の場を生み出す。
 日本においては、近代資本主義が覆いかくした古来よりの日本語と里のことわりを新しい世と人生の礎としよう。考える言葉を耕し、言葉に蓄えられた智慧を拓こう。

 「転換期の論考」の「転換期の智慧 18/11/11」に神道の五項目の教えの要約がある。これが里のことわりの柱である。
 また『分水嶺ある近代日本』において、終焉しつつある資本主義を越えて新しい段階に進むための神道の意義を論証している。


『人民新聞』1696号(2019.10.15)所収の杉村昌昭氏の書評
『人民新聞』1697号(2019.10.25)所収のこれへの返礼

『出版ニュース』2018年8月下旬号に掲載の紹介記事