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転換期の論考

日本列島の文明は、非西洋にありながら、西洋の枠組みの中で近代化した。日本語の構造に根をもたない西洋の枠組みで作られた近代造語が支配的な言葉となってきた。しかしそれでは人はまことに考えることはできない。そのなれの果てが世に言うアベ政治であり、悲惨の世である。ここからの活路をいかに拓くのか。それが日本における転換期の課題である。沖縄・広島・長崎・福島の惨事をふまえ、人類に対する責任を果たさなければならない。
近代の次の段階は、それぞれの固有性に立脚した根のある実践によってしか拓かれることはない。実践のなかで言葉が耕やされねばならない。根なし草言葉で根なし草近代を越えることはできない。
青空学園では、その時々の世の問題をふまえて、そのことを割り,そこに新しい時代の息吹を読み取り、その途を考えてきた。一つの集約が『神道新論』である。 これを踏まえて、さらに深く、いのちと言葉の輝きをとりもどすために考えたことをここに書きおく。言葉において深く根づく人々こそ、言葉をこえて、ただ人として結ばれる。そしてそこに新しい時代の深い礎がある。


十年以上にわたり『青空学園だより』を若干書きかえここに置いてきた。
2020年8月26日以降は『青空学園だより』そのものを論考の場とする。



■ 根なし草近代は越えられるか 20/08/25
■ 敗戦の日に 20/08/15
■ 根なし草近代を越えて 20/07/06
■ 根のある変革 20/06/24
■ 核炉崩壊以降 19/12/09
■ 青空学園二十年 19/08/12
■ 新たないぶき 19/07/20
■ 代替わりの年に 19/01/17
■ 2018年を送る 18/12/31
■ 資本主義を超える一歩を 18/12/14
■ 転換期の智慧 18/11/11
■ 玉城勝利と『矛盾論』 18/10/05
■ まだ時代を動かしていない 18/05/01
■ 九条の会にて 17/06/05
■ 安倍の手法、ナチスの手法 17/05/04
■ 日本神道(二) 17/03/21
■ 日本神道(一) 17/01/23
■ トランプ勝利と子安観音 16/11/10
■ イギリスのEU離脱 16/06/24
■ 資本の専制、奴隷の叛逆 16/02/19
■ 株式市場の終焉 15/09/29
■ ヒトラーの選挙戦略と安倍選挙 14/12/15
■ 歴史を観念で越えることはできない 14/01/26
■ 国家秘密法を取りまく情勢 13/12/07
■ 追悼、ボー・グエン・ザップ将軍 13/10/15
■ 東京五輪の考察 13/09/11
■ 「文明の交替」を読む 13/08/12
■ TPPは21世紀人民運動への反動 13/04/12
■ 「主権回復の日」は奴隷の言葉 13/03/26
■ 夢を見る言葉 13/03/25
■ ショック・ドクトリン 13/01/21
■ われわれは今どこにいるのか 12/12/10
■ アメリカ問題は人類の課題 12/12/07
■ 根拠を問う 12/10/16
■ 独立なくして脱原発なし 12/09/22
■ 日本語 12/07/29
■ 相国僧堂 12/07/14
■ 時代のうねり 12/06/11
■ 鮒寿司考 12/03/01
■ 歴史の曲がり角 11/11/13
■ 日本語の復興 11/10/31
■ 911から10年 11/09/11
■ 日本の春は? 11/08/30
■ 敗戦記念日に 11/08/15
■ 二つの虚構 11/06/10
■ 近代と核力 11/03/15
■ エジプト革命の息吹 11/03/01
■ 中東革命 11/02/21
■ 新たな運動への私見 10/12/22
■ 考察、世界史の現段階 10/12/18
■ 罪を憎んで人を憎まず 10/12/10
■ 小沢氏の決断を支持する 10/08/26
■ 六十五年目の夏 10/08/08
■ 歴史を見る視点 10/07/22
■ 参院選挙 10/07/15
■ メキシコ湾石油流出事故は現代のチェルノブイリ原発事故 10/06/25
■ 歴史の教訓三件 10/05/29
■ 『沖縄の海兵隊はグアムへ行く』を読む 10/04/16
■ 朝鮮学校に兵庫県が独自助成 10/03/17
■ 朝鮮高校除外問題 10/03/15.
■ 高校無償化問題と拉致問題 10/02/26
■ 『うちなあぐち賛歌』を読む 10/02/23
■ 小沢幹事長不起訴を読む 10/02/02
■ 名護市長選挙は歴史の転換点 10/01/25
■ 石川議員逮捕の意味 10/01/16
■ 「グアム協定」の中味 09/12/16
■ 天皇の政治利用? 09/12/15
■ 普天間基地移設問題 09/11/30
■ 亀井大臣の発言は真っ当 09/10/08
■ 『私の政治哲学』を読む 09/08/29
■ 『革命の侍』を読む 09/08/28
■ あの戦争はまだ総括されていない 09/08/19
■ カルカッソンヌ 09/07/25
■ マレーシアの経験 09/07/14
■ 元谷前文に見る外因論 09/06/23
■ 小沢民主党代表辞任 09/05/11
■ 小沢民主党代表の秘書逮捕問題 09/03/06
■ 中東大戦争へ向かうのか 09/01/04
■ 企業は内部留保を出せ 08/12/22
■ 日本語の行く末 08/11/11
■ 帝国没落の時代 08/10/25〜11/17
■ 軍事費を老人医療費に 08/07/22
■ 映画『靖国』 08/07/17
■ アメリカからの自立戦略を 07/12/12
■ 給油問題が問いかけること 07/10/09
■ テロ対策特措法延長問題 07/09/22
■ 自民党大敗の本質 07/08/31
■ No More HIROSHIMA 07/08/05
 年金問題の本質 07/06/06
■ ヤルタ・ポツダム体制に回帰するアメリカと孤立する安部政権 07/02/14〜3/28
■ 日本語が論理的になる 05/11/03
■ 天つ神すなわち弥生人? 05/10/29
■ 『竹内好という問い』を読む 05/10/05
■ 衆議院選挙 05/09/12
■ 弥生時代はどこから? 05/07/17
■ 日本国憲法第九条こそわれわれの自主憲法である 04/01/24
■ Japanese Constitution Article 9 is the our own Constitution. 04/01/24
■ イラク戦争反対! 叡智を集めアメリカ問題からの活路を見いだそう。 03/12/07
■ We are against the Iraq war ! 03/12/07