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上: 確率計算の方法
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問題
1 から までの相異なる 個の自然数()の中から無作為に2 個を取り出し,
大きい方を ,小さい方を とする.
つぎに残りの 個の自然数の中から無作為に 2 個を取り出し,
大きい方を ,小さい方を とする.
- の期待値を求めよ.
- の期待値を求めよ.
- の期待値を求めよ.
方針
- 1.
- 小問1を,確率分布が等しい確率変数の期待値は等しいことを用いる.
- 2.
- 小問1を計算で導く.
- , とおく.
の確率分布と
の確率分布は等しいから
別解
- となるのは他の一枚が1からのいずれかのときである.
- 2回目にを引くのは,
1回目にもも引かず,2回目に残った枚からを引く場合であるから
その確率は
したがっての確率分布との確率分布は一致する.
Aozora Gakuen