空間図形もまた,解法にはベクトルや座標を用いる方法と幾何的論証によるものとがある.しかし,一般に計算のみでは複雑になり,図形の幾何的考察を加味することで計算を軽減することはできなかと考える.また,直角や正三角形など特別な形があるときは座標空間に入れ,そうでないときはベクトルで考えることが一般的であるが,もちろん例外もある.一つの問題をいろいろな方法で解こうとすることで,適切な方法を見出す力をつけていきたい.