東大理系前期6 問題 解答 2001年入試に戻る
前半は場合の数の漸化式という典型問題だが,試行の設定を正しくつかむところが難しい.問題文の読解力が求められる.a=b
にならない場合はどんなときか分かればできる.
後半は「平均」の定義が明確でないが,ここは相加平均としてその定義
(試料の値の総和)÷(試料の総数)
に立ち返れば前半が使える.
数B
の範囲になるが期待値の性質として導くことも出来る.
(南海独言)あえて「平均」として期待値の問題を出したこところに,確率が「数 I」 と「数II 」に分断されている現在の指導要録に対する批判が込められている,と考えるのは考えすぎだろうか.