のと異なる正の任意の要素をとる.
に属する最大の要素をとおく,
の整数に対してなら
なので
(ロ)の場合,すべての要素の絶対値をとって考えれば同様である.
の任意の要素をとり,をで割り商が,余りがとする.
よって である.
つまり,集合
は1000個の要素からなる.
この集合は,集合
に含まれ,ともに1000個の要素からなる.
397と1000は互いに素なのでは1000の倍数,これをとおくと,
となる.つまりすべての整数解は,整数を用いて
任意の解 に対して
このとき となる.つまり
という解が存在した.
したがってよりはの倍数である. 整数を用いてとおける.このときとなる.
つまり 上の格子点は整数 によって,
題意をみたす格子点が存在するのは,
ここで のときは
まず,を満たすすべての整数の組を求める.
という条件は
のとき,
より
.
それぞれを求めることにより次のようになる.
のとき .この範囲の偶数はのみで, このときより解なし. の個数は0である.
のとき.もも偶数なので,とおくと
(3) (2)から の解はともに偶数である. ,とおくと
注意1 が奇数のときの要素の個数が0であることは次のように直接示せる.
整数に対してが整数になるために,
判別式が平方数であることが必要である.
のとき,
右辺を3で割ると,が3の倍数なら余りは0, と表せるとき余りは1である.
一方,2のべきは,偶数べきなら より二項定理から 3で割った余りは1である.これから奇数べきなら余りは2である. よってが奇数ならとなる,は存在しない.