注 普通の受験参考書の解答と比較してみてほしい.
(2)より,は少なくとも四つの解をもつ.ところが,が 三次式となるので,恒等式の原理によっては恒等的にになる.つま りとなり, が成立しなくなる.
したがって,はの少なくとも一つの値で 以上の値をとるので,の最大値は以上である.
より,
つまりはで重解となる.
重複度まであわせるとは四つの解をもつ.
係数を比較して,
で となる解はない.つまり と のグラフは では交わらない.より で.. より で..
ところが のかわりに も同じ条件を満たすので で.. で.. も成り立つ.
ゆえに で
が成り立ち,
なる任意の実数 に対して不等式
を消去すると
注意 これが四次のチェビシェフの多項式そのものであることに注目!!
1は,
そのグラフは極と極の間の単調性によって図1のように8個の交点を持つ.
さらにも消去するとの8次方程式となるのでこれがすべての交点である.
明らかにこれらの交点は
にあるので,
全部で8個の解を持つことは, 既に示した.
よって(1)(2)が示された.
別解
したがって,連立方程式の解は