拓生
南海
チェビシェフはさらにこのを調べ,
チェビシェフのこの証明からさらの半世紀後,1896年になってフランスの数学者アダマール(J.Hadamard)と
プーサン(C.de la Vallée Poussin)によってほとんど同時に独立に
素数については今日もまだ未解決な問題がたくさんある.この世界に素数があるということは
なんと不思議なことなのだろう.
さて,青空学園では2005年〜2007年に数論の読者会をした.そこで,私が『解析的整数論』(末綱恕一,岩波書店)に載っている素数定理の証明を紹介した.読書会に使った『数論I』の定理7.3 までは用いる.その他は出来るかぎり完結的に整理した.といっても, 関数を中心に複素関数論を使うので,理解は難しい.あくまで参考にするということで,それをここに紹介する.