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関係の図示

人間はまず言葉で考える. その次には絵や装飾で考えまた表現する. もちろん言葉を文字に書いて考えるということも, 現代の人間にとっては普通のことだが, 縄文時代の土器,弥生時代の土器などの模様でもわかるように, 文字のない古い時代にも図で何ごとかを表すということが行われてきた. 図の方がはるかに古い.

数学に戻っていえば,変化や関係を図に書いて考えることはたいへん基本的な方法なのだ. 図形問題で図をかいて考えるのは, 問題の対象が「図形」そのものなのだから当然だ. 図形問題というわけではないときに,図をかく重要性を良く心得ておこう. ここでは,直接図形が題材になる問題ではないが, しかし図で考えることが有効ないくつかの場合について学ぶ.



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