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大学での生活を終え仕事に就いた。教員免許をとり大学院を中退して兵庫県で教員になった。労働者になってからいくつもの闘いと運動に携わった。私の働いた地域では、水平社運動、部落解放運動と教育闘争、勤評闘争、また綴り方運動などの歴史のうえに、六〇年代後半の世界的な青年運動の高揚を受け、中学生や高校生の教育権を打ち立てようとする闘いが広がっていた。その渦中に飛び込んだ。解放教育運動のなかで、障害者の高校教育を創造する仕事と、日教組の分会として地域の教育労働運動を手がけた。それと平行して、左翼党派の活動をはじめていた。
教員に成り立ての頃、『月刊たいまつ』に寄せた一文がある。