ゆえに は体である.
2.同様に乗法の逆元の存在を示せばよい.
もし なら(1)から となる. 一方 なので となる以外にないが,このとき より となり相異なるという条件に反する.
ゆえに
となり
つまり
なら で
となるので .
ゆえに .これを第1式に代入して を得る.つまり
.これから
.
次式 に対して 個のに対する値が定まれば は一意に定まる. 実際
※これが「ラグランジュの補間公式」の方法である. つぎに数学的帰納法による解を示す.
のとき. とおく.で が有理数なので, も有理数である.
のとき成立するとする.
のとき. を の係数が1である の 次式とし, 相異なる 個の有理数 に対し がすべて有理数であるとする.
因数定理より
はすべて異なるので,
に対し
数学的帰納法の仮定から は有理数係数の多項式である.ゆえにから も 有理数係数の多項式である.
したがって題意が示された.
十分条件であることを の次数 に関する帰納法で証明する.
のとき. とおく.
について成立するとする.
が整数で,階差がすべて整数なので,任意の整数に対しては整数値を取る.
よって, 任意の次数 に関して『 』が示された.
のとき. なので
よって, 任意の に対して題意が成立した.
任意の整数 に対して が整数なので
十分条件を示す.
なら
のとき とすると
以上で必要十分条件であることが示された.
注意2
2の証明をよく見れば
1の条件: 連続整数で が整数値を取ること
2の条件:
がすべて整数であること
の同値性を直接示すこともできる.
とおき,有限和を
のとき平均値の定理からで
注意
この問題はどこまで一般化できるのか.
が微分可能でが連続な任意の関数で次式が成立する.
一方となるのは,2つの目の出方が
のとき.
をに固定する.このとき2回目に出る目をとすればとなるのは
一方となるのは,1回目の結果が のいずれに対しても, 2回目に出るべき目はを6で割った余りなのでただ一つである.
一方となるのは,がのいずれに対しても, 2回目の目はを3で割った余りなので2つある.
のとき.となるのは,4の目が連続する場合なので
一方となるのは,2つの目の出方が
のとき.のとき,となることはない.
一方となるのは,2つの目の出方が
方法2
二項定理より
[(4)の別解]
確率変数を
つまり
が真となる の条件は